フィリピンを出発したのは認識していない。
乗り込むと同時に寝てしまったようだ。
騒がしくて目を覚ます。
「お客様の中に、お医者さまはいらっしゃいませんか!?」
え?
よくあるアレか!?
いや、よくあるもんか。初めて遭遇した。
女性客が出てきて少し前方の席で何かしている。
すこし遅れて男性客も出てきた。
何となくだが、あまりよくない雰囲気。
血の付いたティッシュのようなものも見える。
しばらくすると、すごい早口で機内アナウンスが流れた。
何言ってるかさっぱりわかんねー!
もしかしてタガログ語だったんじゃねーかってぐらい分からなかった。
でも聞いたことある地名が聞こえた。
「サイゴン」
どうやらベトナムに緊急着陸するようだ。
飛行機の側まで救急車もやってきたようだ。
医者っぽい白衣を着た人も入ってきて何やら処置をしているようだ。
結局、運ばれていったようだ。
無事だといいんだが。
5年ぶり、二回目のバンコクである。
空港のコンビニで缶コーヒーを買い、少し休憩してからエアポート・レイル・リンクで市内を目指す。
地下1階に行って、矢印の方向へ。
本当はMRTとBTSを乗り継いでホテルを目指す方が早そうだったが、パヤータイ駅まで行きBTSに乗り換える。
戻る形になるが、その方が楽そうだったので。
BTSって、改札通る時はバッグを持ち上げないとダメなんだね。
スーツケース、ころころさせてたら思いっきり股間を挟まれた。
やはりタイは安く済みそうだ。
ホテルは屋上の部屋であった。
部屋の外には洗濯物を干す場所や、テーブルなどが置いてあった。
1人の白人男性が声をかけてきた。
少し会話をする。
ウェールズから来ているとのこと。
二人は付き合ってるのか?って聞かれたから、夫婦だと伝えると、
「どうしてそんなに早く結婚してしまったんだ!?」って。
え?
年齢伝えるとびっくりしていた。
かすみは19歳に見えるって。
うーん、Japanese。