構内に入ると、やはり騙そうとするやつが腕を掴んでくる。
払いのける。ほんと腕を掴むのはやめてほしい。
チケットを買うにはこんなフォームに記入する必要があるらしい。
順番待ちしている人も多く、まだまだ時間はかかりそうである。
どの電車のどのクラスの席などは調査して決めてあったので記入できた。
しばらく待っていると電光掲示板に「200」と表示されたのでカウンターに行く。
別の人が席についた。
「ん?またかよ。」と思って、後ろから見てみると、その人の手には「199」の数字が。
あ、抜かされたわけではないのね。
でも俺らはどこへ行けばいいんだろう?と思って立ち尽くしていると、気付いた職員が次だって教えてくれた。
次の番号が表示されるシステムなのか?
次200番だから、すぐ来れるように準備しとけよってことかね。
順番が来て、カウンターに呼ばれてパスポートを見せて手続きをする。
職員のおじさんは何故か右手を口の中に入れたりしている。
パスポートは左手で持っているが、大丈夫か?
タオルで指を拭いてはいるが、勘弁してほしい。
なぜ仕事をしながら客の目の前で口に手を入れているのか。
とりあえず無事買うことができた。
おじさんの涎付きチケット。
本日のミッション二つ目。
昨日、失敗に終わったSIMの購入。
今日はCentral Park近くのairtelへ行ってみることにした。
こっちは昨日の小汚い店とは違い、まともなショップだった。
しかし、インド英語は私にとって聞き取り辛い。
文字で説明されても、文字すら読めない。
アルファベットなのか数字なのかも判別できないような文字を書く。
とりあえず最小プランは2GBで499ルピーだということらしい。
2GBも使わないと思うが仕方ない、それにする。
パスポート情報とか住所とか細かく記入していく。
「local reference」という記入項目・・・。
地元の知り合い・・・?
インド人の知り合い・・・、いません。
そういえば読んだことがある。
空港のairtelだとうまいことやってくれてる、と。
うーん、困った。でもどうしようもないので、「いない」って言った。
ダメなのかな~って思ってたら、手続きが進む。
ここもうまいことやってくれたようだ。
写真も必要。
写真が必要であることを忘れていたが、よく見たらパスポートケースに入っていた。
国際免許の時の写真が1枚残っていて入ったままだった。
よく分からないまま手続きがほぼ完了。
最後はアクティベーションを残すのみ。
店員に4時間後に「59059」に自分で電話して、質問の内容に回答しろと言われる。
質問内容は「パスポート番号の下四桁」と「誕生年」と教えてくれた。
そうすれば使えるようになるらしい。
夜、宿でSIMを入れてみるとアンテナが立った。
言われた番号に電話してみる。
英語を選択するには「2」。
その後は音声ガイダンスに従い、回答を番号で打っていく。
教えられていた通り、質問内容は「パスポート番号の下四桁」と「誕生年」だった。
音声ガイダンスは15分ぐらいしたら使えるようになると言って切れた。
食事を取りながら15分待つ。
繋がらない。
まぁ、インドだし。
1時間経過。
繋がらない。
だって、インドだもん。
2時間経過。
繋がらない。
それがインド。
うーん、インド出る頃に繋がったら、それはそれで面白いなとも思ったが、さすがに困る。
困った時の再起動。
繋がった。
そういうもんだっけ?
とにかく、これで一安心。