今日はカプリ島へ行く。
まずBeverello港かMergellina港に行く必要があるみたいだ。
私たちはナポリ中央駅の近くに泊まっていたので、そこから歩いていけるBeverello港へ行ってみる。
10時過ぎのフェリーは出たばかりだったようだ。
次のフェリーは…、12:00?!
11時頃のフェリーもあったと思っていたのだが、どうやら逆の航路の時間を見て勘違いしていたようだ。
仕方ないので12:00のフェリーで向かうことに。
まずは帰りのフェリーのチケットを買っておくことにした。
フェリーから上陸して、右に歩いていくとフェリーのチケット売り場とバスのチケット売り場が並んである。
カプリ島に来るのも遅くなってしまったので余裕を持って、18:10のフェリーで帰ることにする。
カウンターへ行き、18:10のチケットをお願いすると…
「満席」
え?と思うと同時に、
「only 5:10 PM」
17:10のフェリーだけがまだ買えるが、他は満席という状態。
おいおいおいおい。
まじかよー。
まだ13時過ぎなのに、そんな状態って、何があった?
ちょっと考えようかとも思ったが、それ買えなかったら今夜帰れなくなっちまうってことか…。
悩む余地なんか残されていなかった。
やむなし、17:10のチケットを購入。
青の洞窟に行き、フェリーの時間までに戻って来なければ。
ここから青の洞窟までボートで向かうのが最速かもしれないが、当初の予定通りバスで向かう。
フェリーのカウンターの横でチケットを購入。
チケット1枚が一律1.8ユーロ。
アナカプリでの乗り換えも考慮して、往復すると1人4枚のチケットが必要。
行き先ごとに列が違うようだ。並んで待つ。
小さい…、座席も少ない…。
ここから次のバスへ乗るため少し歩く。これまで乗ってきたバスの進行方向に200m程歩くと小さなバスターミナルがあった。
14:20 アナカプリを出発、14:30 ゴッタアズーラに到着。
階段降りたところの、すぐ横に洞窟の入口があるみたいだ。
少しは距離があると思っていた。
待ち時間もなくボートに乗ることができた。
ボートに乗ると、まず入場料を払うための船へ。
洞窟の入口はすごく狭いので、頭をぶつけないようにボートの中で寝そべって入る。
あっさりと終了してしまった。本当にあっという間。
チップを払い、ボートを降りる。
15:20 ゴッタアズーラを出発。
帰りのフェリーは問題なく間に合いそうだ。
15:30 アナカプリに到着。
来た時と同じように乗り換えだ。
マリーナグランデ行きはすごい行列ができている。
しかも、全然バスが来ない…。
やっと1台来たと思ったら、すでにバスは満員で行列は全然減らない。
16:30のフェリーに乗る予定の人達もいたようで、彼らは時間に焦り始めタクシーで向かった。
おかげで並ぶ人は減り、次のバスに乗ることができた。
16:10 アナカプリを出発。
この島のタクシーは古い日産セレナを改造したものが主流らしい。
ルーフカットし、お洒落に塗装している。シートも革張りに。
17:10 マリーナグランデを出発。18:00 ナポリ(ベルベレッロ)に到着。
無事、戻ってこれた。
130年以上、同じスタイルを続けている有名店だそう。
ちょうどいい時間だったのか、あまり待つこともなく入ることができた。
シンプルだけど、すごいおいしかった。
何が違うんだろう?やっぱりチーズとトマトのおいしさが違うのかな?
大理石のテーブルも130年以上使い続けているそう。
これまで小樽の青の洞窟、パラオの青の洞窟と見てきた。
でもカプリ島の青の洞窟はレベルが違った。青さが違う。
小樽の洞窟もパラオも緑がかった色だった。
とは言って小樽もパラオも海はすごい綺麗だが。
入口が小さいからあの色なのだろうか?
ただ、何というか、すごいキレイだったんだけど物足りない感じがある。
たぶん、『自分の力で苦労して見に行く』っていう工程が足りないからじゃないだろうか。
フェリーやバスなんて誰でも簡単に乗れる交通機関だし、到着してみたらボートに乗るだけですぐ見れてしまう…。
我々が求めてるのって、そういうんじゃないんだよな。
例えば、積丹の海でカヤックしてて、何kmも漕いでる最中に、こういう洞窟を見つけて…、
すごい波の音が反響してて、暗くて、怖くなって出てきちゃうんだけど。
青の洞窟現象もそれほど出ていなくて、キレイではないんだけど、すごい興奮する。
小樽の青の洞窟も自力でカヤック漕いでいった先で見るものだし、パラオはさすがにツアーだったけど自分でカヤックを漕いで見に行った。
そういう、冒険欲中枢を刺激してくれないと何か物足りないらしい。
とか考えてたら、すごいカヤックをしたくなってきた。
「北海道帰りたいな」というのが、素直な今の気持ちだ。
やっぱり今年の夏も北海道を満喫したい。
キャンプ行って、バーベキューして、カヤックして。
北海道に住みはじめてから、これだけ連続して北海道を離れていたことがないんだけど、たぶん北海道の大地から生きる力をもらって生きてたんだな。
少し疲れを感じる。
北海道無しでは生きられないみたいだ。