カプリ島へ

投稿日:

イタリア



今日はカプリ島へ行く。

 

まずBeverello港かMergellina港に行く必要があるみたいだ。
私たちはナポリ中央駅の近くに泊まっていたので、そこから歩いていけるBeverello港へ行ってみる。

 

10時過ぎのフェリーは出たばかりだったようだ。
次のフェリーは…、12:00?!
11時頃のフェリーもあったと思っていたのだが、どうやら逆の航路の時間を見て勘違いしていたようだ。
仕方ないので12:00のフェリーで向かうことに。

 

チケット購入。
高速船で2人で38.4ユーロ。

 

フェリーは12:00にBeverello港を出発。

 

13:10頃、カプリ島のMarinagrandeに到着。

 

 

 

まずは帰りのフェリーのチケットを買っておくことにした。
フェリーから上陸して、右に歩いていくとフェリーのチケット売り場とバスのチケット売り場が並んである。

 

時刻を確認する。

 

カプリ島に来るのも遅くなってしまったので余裕を持って、18:10のフェリーで帰ることにする。
カウンターへ行き、18:10のチケットをお願いすると…

 

「満席」

 

え?と思うと同時に、

 

「only 5:10 PM」

 

17:10のフェリーだけがまだ買えるが、他は満席という状態。

 

おいおいおいおい。
まじかよー。

 

まだ13時過ぎなのに、そんな状態って、何があった?

 

ちょっと考えようかとも思ったが、それ買えなかったら今夜帰れなくなっちまうってことか…。
悩む余地なんか残されていなかった。
やむなし、17:10のチケットを購入。

 

青の洞窟に行き、フェリーの時間までに戻って来なければ。
ここから青の洞窟までボートで向かうのが最速かもしれないが、当初の予定通りバスで向かう。
フェリーのカウンターの横でチケットを購入。
チケット1枚が一律1.8ユーロ。

 

アナカプリでの乗り換えも考慮して、往復すると1人4枚のチケットが必要。

 

 

 

バス乗り場はチケット売り場の先にあった。

 

行き先ごとに列が違うようだ。並んで待つ。

 

バスがきた。

 

小さい…、座席も少ない…。

 

14:00、マリーナグランデを出発。

 

14:15、アナカプリに到着。

 

ここから次のバスへ乗るため少し歩く。これまで乗ってきたバスの進行方向に200m程歩くと小さなバスターミナルがあった。

 

 

14:20 アナカプリを出発、14:30 ゴッタアズーラに到着。

 

ここを下っていくと、ボートに乗れそうだ。

 

観光客を乗せた船がたくさんいる。

 

 

ボート乗り場が見えた。そして、青の洞窟の入口も。

 

階段降りたところの、すぐ横に洞窟の入口があるみたいだ。
少しは距離があると思っていた。

 

待ち時間もなくボートに乗ることができた。
ボートに乗ると、まず入場料を払うための船へ。

 

1人14ユーロだ。(何かが10ユーロで、何かが4ユーロ)

 

洞窟の入口はすごく狭いので、頭をぶつけないようにボートの中で寝そべって入る。

 

写真で見たままの青さ。

 

 

 

洞窟の中は広く、一周まわって終了。

 

 

あっさりと終了してしまった。本当にあっという間。
チップを払い、ボートを降りる。

 

階段を上っていく途中見かけた猫。可愛かったので…。

 

 

 

帰りのバスの時刻を確認。

 

15:20 ゴッタアズーラを出発。
帰りのフェリーは問題なく間に合いそうだ。

 

15:30 アナカプリに到着。
来た時と同じように乗り換えだ。
マリーナグランデ行きはすごい行列ができている。

 

しかも、全然バスが来ない…。
やっと1台来たと思ったら、すでにバスは満員で行列は全然減らない。
16:30のフェリーに乗る予定の人達もいたようで、彼らは時間に焦り始めタクシーで向かった。
おかげで並ぶ人は減り、次のバスに乗ることができた。

 

16:10 アナカプリを出発。

 

狭い道をバスがすれ違う。

 

16:30 マリーナグランデに戻ってきた。

 

 

少し時間があったので海を見て過ごす。

 

 

この島のタクシーは古い日産セレナを改造したものが主流らしい。

 

ルーフカットし、お洒落に塗装している。シートも革張りに。

 

電光掲示板で乗り場の番号を確認し、フェリーへ向かう。

 

17:10 マリーナグランデを出発。18:00 ナポリ(ベルベレッロ)に到着。
無事、戻ってこれた。

 

ポンペイを襲ったヴェスヴィオ火山がキレイに見えている。

 

 

ヌオーヴォ城

 

夕食はピザを食べに、Da Micheleという店へ。

 

130年以上、同じスタイルを続けている有名店だそう。
ちょうどいい時間だったのか、あまり待つこともなく入ることができた。

 

メニューはマリナーラとマルゲリータのみ。

 

そして、大きい…。

 

シンプルだけど、すごいおいしかった。
何が違うんだろう?やっぱりチーズとトマトのおいしさが違うのかな?
大理石のテーブルも130年以上使い続けているそう。

 

外に出ると待つ人で混雑していた。

 

 

これまで小樽の青の洞窟、パラオの青の洞窟と見てきた。
でもカプリ島の青の洞窟はレベルが違った。青さが違う。
小樽の洞窟もパラオも緑がかった色だった。

 

とは言って小樽もパラオも海はすごい綺麗だが。
入口が小さいからあの色なのだろうか?

 

ただ、何というか、すごいキレイだったんだけど物足りない感じがある。
たぶん、『自分の力で苦労して見に行く』っていう工程が足りないからじゃないだろうか。
フェリーやバスなんて誰でも簡単に乗れる交通機関だし、到着してみたらボートに乗るだけですぐ見れてしまう…。

 

我々が求めてるのって、そういうんじゃないんだよな。

 

例えば、積丹の海でカヤックしてて、何kmも漕いでる最中に、こういう洞窟を見つけて…、

 

ちょっと入ってみようか!って言って

 

近づいていって、

 

で、中に入ってみる。

 

すごい波の音が反響してて、暗くて、怖くなって出てきちゃうんだけど。

 

青の洞窟現象もそれほど出ていなくて、キレイではないんだけど、すごい興奮する。

 

小樽の青の洞窟も自力でカヤック漕いでいった先で見るものだし、パラオはさすがにツアーだったけど自分でカヤックを漕いで見に行った。

 

そういう、冒険欲中枢を刺激してくれないと何か物足りないらしい。

 

とか考えてたら、すごいカヤックをしたくなってきた。
「北海道帰りたいな」というのが、素直な今の気持ちだ。

 

やっぱり今年の夏も北海道を満喫したい。
キャンプ行って、バーベキューして、カヤックして。

 

北海道に住みはじめてから、これだけ連続して北海道を離れていたことがないんだけど、たぶん北海道の大地から生きる力をもらって生きてたんだな。

 

少し疲れを感じる。
北海道無しでは生きられないみたいだ。


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