スワンナプーム国際空港よりSriLankan Airlinesでスリランカに向けて出発。
座席が狭い。これまで経験した中で最も狭いと感じた。
普通に座っても膝がつく。
出されるがまま飲み物も頂いていたところ着陸態勢になってからトイレを我慢するはめに。
ビザはネットで申請してあったので、そのままイミグレへ。
何も聞かれることなく通過。
その先は・・・
なぜか家電製品ばかりの免税店。これでもかってぐらいに家電製品ばかりだ。
誰がここで家電製品買うんだろうか。
スリランカ人は旅行帰りに、ついでに家電を買うのだろうか。
Exchangeをして、次はSIM。
空港内に5社ぐらいカウンターがあった。
どこのSIMがいいかなと悩んでいると、タクシーの勧誘が始まった。
これが噂のタクシー勧誘か、と。
SIM決めてるからって言うと、「どこの会社も同じだ、変わらない。」と言って急かしてくる。
適当に受け流しながら、一つずつ回ってサービス内容を聞いて回る。
10GBで1400ルピーというのが普通らしい。
10GBも使うとは思えないので、小さいプランがあるところを探す。
1社だけ見つかった。
設定はスタッフがやってくれて、ネットに繋がることを確認。
空港を出ようかと歩き始めると、さっきのタクシードライバーが、「SIM買ったのなら、行こうぜ!」って。
だれもタクシー利用するなんて言った覚えないんだけどな・・・。
我々はバスでニゴンボ目指す計画だから要らないって伝え、逃げる。
近くのBus Station Katunayakeというバスターミナルまで連れて行ってくれるサービスはないか探すことに。
また別のタクシードライバーが話かけてくるので聞いてみる。
ニゴンボのバスターミナルは10kmは離れてるぜ!って。
だからニゴンボのバスターミナルまで行くバスに乗るためのバスターミナルに行きたいんだってと伝える。
「そのバスはもうFinishしたよ、だから俺が連れて行ってやる。俺の言ってる値段はローカルプライスだ!」
Finishって、そんなわけないだろ。朝9時だぞ。
“Finish”って、路線が廃止されたとか、そういう意味で使ったんだろうか。
同じようなやり取りを繰り返すうち、タクシードライバーも怒り気味になってきて近くのカウンターにいた空港職員の女性に「俺の言ってることは正しいよな?」って感じで同意を求め始める始末。
女性、苦笑い。味方してもらえるとでも思ったんだろうか?
その女性に「このタクシードライバーの言ってるのが一番いい選択だと思う?」って聞いてみたら
「そうは思わない」って。
タクシードライバーがバツが悪そうにしてて面白かった。
女性にBus Station Katunayakeまでの距離を聞いたら2kmぐらいだっていうので、歩いていくことにした。
空港のアライバルターミナルを出て、ずっと右に向かって歩いていけばよさそうだ。
歩いていると、ひたすらtuk-tukが声をかけてくる。
みんな愛想がいい。
スリランカ人は親日で、とても優しいってネットで見ていたので無視するのも悪い気がして話すると、みんな一様にそのバスはもうないから俺が乗せていってやるよと笑顔で言ってくる。
それがループ。
たぶん空港の外を通る道に出て歩いていたからダメだったんだ。
空港の敷地内を歩いていけば、tuk-tukも少なかったのかもしれない。
途中から敷地内に入ったが、tuk-tukは少なくなった。
この門のあたりから空港の敷地外のようだ。(写真は通り過ぎてから振り向いて撮ったもの。)
ここを左へ。
するとバスが走ってきた。
我々の横で停まるとドライバーが窓から顔を出し、「Colombo?」って聞いてくる。
「Negombo!」って答えると、あっちだよって指さしてくれた。
やっぱりFinishなんてしてないようだ。
スリランカ人は息を吐くように嘘をつくんだな。
この先にバスがいるようだ。左から行ったけど、どっちでも行けそう。
私服のおじさんがどこへ行きたいか聞いてきたので、「Negombo」と答えると、このバスだと教えてくれた。
このおじさん、頻繁に何か叫んでいる。
何を言っているか分からなかったが、よく聞いていると、「NegomboNegomboNegomboNegomboNegombo!」って行先を連呼しているようだ。
バスの運転手なのだろうか。
とりあえず計画していたバスに辿りつくことができた。
歩きたかったのはこれだけ。距離にすると1.2km程度。
でも1時間以上かかってしまった。
疲れた。
歩いて疲れたとかではなく、tuk-tukを相手にして疲れた。
炎天下の中、嘘つきの相手は間違いだった。
座っていると何かを配る人が。
本というか冊子というか、何かを配っている。
我々を見るとちょっと困った顔で伺ってくる。
そして、我々にも渡してきた。
何だろうと思っていると、かすみに渡した本を開き、「塗り絵だよ」って感じのジェスチャーをしてくる。
え、もしかしてスリランカ人から見るとかすみは、塗り絵をして遊ぶ年齢の子供に見えてんのか?
タイで会ったウェールズ人の「19歳に見える」を遥かに超えていきやがったな。
私が受け取った本は何が書いてあるかサッパリだ。
お尻がいっぱいある文字に見えてくる。
お尻だ。これはお尻文字だ。(シンハラ文字)
結局、その本は回収されていった。
きっと適当に配って気に入ったら買ってくれってシステムなんだろう。
バスはドアを閉めることなく走り出す。
ドアのすぐ側に座ったのでちょっと怖い。
さっき行先を連呼していたおじさんは乗客からお金を集める人だった。
一人50ルピー。
すごく辛い。
しかもカレーには見えない、むしろ漬物に見えるようなものもある。
俺、漬物大嫌いなんだよ。
スプーン、何でご飯に刺すんだろう。
食事を済ませた後はバスターミナルでホテルの近くを通るバスを探す。
何も分からない状態で、ちょっと困っていると現地人ぽい方が声をかけてきた。
行きたい宿名を伝えると、路線番号を教えてくれて場所を指さしてくれた。
番号を確認して振り向くと彼は、もうさっさと行ってしまっていた。
これは本当に優しい人。ありがとう。
もう出発する直前だったようでバスが動き出した。
慌てて乗ったので写真とかを撮る時間はなかった。
バスの添乗員に行きたい宿を伝える。
終着ではないので、降りるところを教えてもらえた方が安心だ。
やっぱり教えてくれた。
急いで降りる。
ただ、「ここどこー?」って感じだった。
仕方ないので道行く人に聞いてみる。
もう少し先だって言うので歩いていく。
宿の看板を見つけ一安心。
午後1時だったのでチェックインにはまだ早い。
ただ疲れたので宿に行き休めたらいいなと宿へ入る。
英語はあまり話せない感じの男性と単語で会話し、チェックインさせてもらえた。
タオル固いんだろーなー。案の定、ゴワゴワ。
海が近いので行ってみた。
カイトサーフィンをやっているようだ。
しかい、すごい強風でビーチの砂が足に当たって痛い。
早々に宿に戻ってきてしまった。
途中、小さな商店で飲み物を買ってきたんだが、店主がお菓子も必要だろ?って
勝手にお菓子も会計しようとしたのは驚きだった。
要らない要らない!って言って止めたが、何なんだ?
強引に勧めれば日本人は買うと思ってるんだろうか?
あの店にはもう行かない。