三猿の多い宿だった。
夕方乗るトゥルム行きのバスは遺跡前の出発なので、宿でスーツケースを預かってもらうことはできない。昨日歩いた道をスーツケースを引きずりながら、また歩く。
かなり良心的に思えてしまう。
シギリヤなんて外国人が4500ルピーで、スリランカ人は50ルピーだもんね。
チケットには172ペソって記載されてるな…。あと70ペソは何だ?
クロークへ行き、荷物を預ける。
クロークはトイレ左側のスタッフだけが通るような通路を抜けていくとあった。
『裏』って感じの場所で、ちょっと不安になるようなクロークだ。
調べた情報では、もう少し立派なクロークだったような…。
古い情報だったから、今は違うのかな。
バックパックは2人分が1つのロッカーに入ったので40ペソ。
ロッカーに入らないスーツケースは100ペソでクロークに預けることに。
た、高い…。
が、仕方ない。
必要な荷物だけサブバックに入れ、全部ロッカーに入れた。
三脚も持ち込めないのでロッカーだ。
改札のような入場ゲートから入る。
まず地図見て、ルートを決める。
朝早いと人も少なくていい。
腰で球を打って、この輪を通す競技なんだとか…。できるもんなんか?
遺跡を見に来たのか、イグアナを見に来たのか分からなくなるほどイグアナが多い。
あちこちの木陰にベンチがある。
直射日光でかなり暑いが、日陰で休むことができるので助かる。
昼過ぎには遺跡を周るなんて考えられないぐらいの暑さになってきた。朝早めに来てよかった。
ベンチで休憩していると、ここでも一緒に写真撮影をしてくれと頼まれた。
若い女の子グループだ。
そんなに珍しい人種かね。それともそんなに面白い顔かね。
どこかのSNSにアップされるんだろうか。
「サルみたいな日本人」なんてタイトルだったら嫌だな…。
チーズバーガーで済ます。1つ75ペソ。
メキシコにしてはかなり高いハンバーガーだ。
ペットボトルの飲料は28ペソだった。
16:30までひたすら待つ。
すごく暑い。
お土産屋さんの中はクーラーが効いていて涼しい。
店に入るが買う予定もないし、お客さんも少ないので長く居られず出る。
しかし店の入口付近に立っていると涼しい風が来る。
ベンチに座ったり、店の入口付近に立ったりを繰り返し時間を待つ。
デザインが違うが、これもADOバスかーと思って確認してみると、ODAバス。おだ…?
バスは16:30ちょうどにやってきた。
バスはクーラーが効いていて天国だ。
バスターミナルから宿を目指す。