今日は地下宮殿、スルタンアフメト・モスクへ行く。
まずは地下宮殿だ。
地下宮殿の近くに来たところで、すごい日本語が流暢な男性に話し掛けられた。ジブリが好きらしい。
軽く会話をして、その中で次はカッパドキアへ行く予定だと伝えるとカッパドキアのいい情報教えてあげると言う。
ちょっと長めに会話をしてしまったので断りにくく、誘われるままビルに入ると、そこは…
やっぱりツアー会社かよ!!!
席を用意され、中にいた他のスタッフが
「カッパドキアは個人で回るのは不可能だから、ツアーに申し込まなくては行けないよ。」と日本語で。
彼もかなり日本語が流暢だ。
かすみと作戦会議をすることはできない。
スッと席を立つとかすみも一緒に立ってくれた。
「今日も予定があり時間がないので失礼します。」とだけ伝え、かすみと共に脱出。
幸い鍵は閉まっておらず、すぐに逃げることができた。
トルコ人不信になりそうだ。
警戒心だけが強くなっていく。
我々が捕まったツアー会社はShiny Travel Agencyという会社なのかな?
DHLの看板が一番目立つ3階建ての建物に入っていた。地下宮殿の入口の側にある建物だ。
地下宮殿へ。
一人20TL。
チケット上下逆さに持ってた!!
メデューサの首は逆さだ。実物を見るまで気付かなかった。
かなり暗いので三脚を立て長時間露光で撮影したが、途中でスタッフが通りかかった際、注意された。
三脚はダメらしい。
次はスルタンアフメト・モスクへ。
イスラム信者は正面から入るが、観光客は建物横の入口から入ることになる。
また、女性はスカーフで頭を隠す必要がある。スキニーパンツもNGらしい。
かすみはスカーフを宿に置いてきたみたいでパーカーのフードを被ってみるが、ダメらしい。
フードを被って歩いていたかすみが間抜けに思えた。
スカーフやスカートは借りることはできる。
男性は短パンでなければOKだ。
靴はビニール袋に入れ、持って入る。
圧倒され、ずっと座って眺めていた。
絨毯が敷かれているので、下に座っていても不快ではない。
たいていの観光客は入ってくるなりカメラで撮影しだす。
撮影が終わるとさっさと出ていくようだ。
特に中国人、韓国人はその傾向が強い。
騒がしい中国人、韓国人観光客の団体に度々遭遇するが気分が悪くなる…。
写真だって、背景にある素晴らしいものなんかどうでもいいんだろう。
いかに自分がキレイに、または、かっこよく写るかが問題なんだろう。
一生懸命ポーズを作って撮影会だ。
イスラム教への理解とか、畏敬の念とか、そんなものは一切ない。
もう少し感じるものを感じたりしていかないのかな。
むしろ失礼にあたるんじゃないか。
何も感じずに撮ったって、いい写真にはならないんじゃないだろうか。
ツアーが嫌いな理由がそれだ。
「はい、見ましたね~。じゃー、次行きましょう。」っていう流れ作業のような観光が大嫌い。
自分のペースで見て、感じたり、考えたりして、その上で最後にちょっとだけ写真撮らせて下さい、ぐらいな感じで撮影させてもらう。
もちろん素晴らしいということが伝わる程度には頑張って撮影したいが。
子供が私に興味深々だ。
正確には、袋に入った(臭い)KEENと、このNikonに興味があるようだ。
KEENは汚いので触らせません。
Nikonは触ってもOK。
めっちゃ可愛い。
母親に足を掴まれ、引きずられていくも這い這いで逃げまくる姿も可愛い。
結局、我々は1時間以上モスクの中にいたようだ。
それでも、まだ足りないぐらいだ。
一日中座っていることもできそうな程、素晴らしい場所だった。
突然、名前を呼ばれた。
イスタンブール初日、スーパーマーケットで会話をした男性だ。
彼は友達とぶらついていたようだ。
景色のいいところへ行こうと誘われ、どこかへ向かった。
ホテルの最上階にあるレストランだ。
顔パスで入っていく。
屋上に上がる。
屋上にも席があったが、お構いなしだ。
アヤソフィアやボスポラス海峡がキレイに見える。
次はアヤソフィアからの脱出通路の跡というところに連れて行ってくれた。
この場所の存在も知らないし、知っていたとしても、とても自分たちでは辿りつけないような場所にあった。
中に入る。
中は真っ暗だ。スマホのライトを頼りに歩く。
途中ビールを買ってきた。
EFESというトルコのビールだ。
かなり飲みやすい。ビールが苦手なかすみでも飲める。