朝9時にホテルを出発。
20分程待つと、ようやくバスが来た。
手を挙げる。
バスがスピードを緩めてくれた。
が、そのまま走り去る…。
ん?今のスピードで乗れって?
完全に止まらないのがスリランカのバスとは聞いていたが、そういうことなのか?
まず走るバスに向かってスーツケースを投げ入れ、その後自分も走ってバスに飛び乗り、かすみにむかって手を出して、手ぇ掴め!って引っ張り上げる。
まさにルパンばりのことをやらなきゃならんのか?と思ったね。
このままバスに乗れないんじゃないかと、ちょっと絶望を感じつつ、次のバスを待つ。
20分程待つと次のバスが見えた。
今度は体張ってでも停めてやると気合を入れて、
手を挙げた。
ピン!、と。
普通に停まった。
完全に停まった。
飛んでいる矢は止まっているとか、そういうんじゃなくて本当に停まっている。
ゆっくり乗れた。
さっきのバス何なん?
バスに乗るのに40分かかり、20分バスに乗り、ニゴンボのバスターミナルに戻ってこれた。
次はここからクルネーガラを目指す。
乗るバスは簡単に見つかった。
34番。
バスターミナルの一番端にあった。
ここからはクーラーバスで向かうことに。
クーラー付きは少し高いらしいが、それでも1人200ルピーである。
10:05出発。
かなり飛ばす。
ローカルバスやtuk-tukは追い越していく。
クラクションも鳴らしまくる。
対向車が来ていてもクラクションを鳴らしながら、強引に追い越しをかける。
正直、前を見ていると冷や汗もの。
2時間15分かけ、12:20クルネーガラ到着。
バスターミナルは三階建てで、空港近くのバスターミナルやニゴンボのバスターミナルよりかなり大きい。
これ大丈夫なのかな?どっかで絶対デッドロック起きてそう。
クラクションが鳴りやまないってことは動けないんだよね?
運転手同士で喧嘩をしているようにしか見えない。
「黒光商事株式会社」という文字が見える。
この会社の人達はこのバンがスリランカで元気に走っているなんて知っているのかな。
たぶん手放した後、このバンがどうなるかなんて知らなかったんじゃないだろうか。
1時間程バスターミナル周辺をうろついた。
本当にこのバスで合っているのか不安だったがまた添乗員らしき人が教えてくれた。
13:20出発。1人80ルピー。
ダンブッラは終着ではないので、途中で降りなければならない。
15:00ダンブッラ到着。
添乗員が降りる場所を教えてくれて降りることはできたんだが、何もない道端で降ろされた。
またしても「ここどこー?」状態。
ダンブッラにはダンブッラ・メイン・バス停というバスターミナルがあるようだったので、てっきりそこに到着すると思い込んでいた。
どうやらダンブッラ・メイン・バス停は通らないらしい。
スマホでGoogle Mapを頼りにダンブッラ・メイン・バス停を探す。
多少歩いたが見つけることはできた。
ここダンブッラは歩道が舗装されてない場所が結構多い。
スーツケースの我々にはちょっとやり辛い場所である。
バスターミナルの周辺で宿を探すことに。
歩きづらいのと雲行きが怪しいのとで、あまり悩むことなく近いところに宿を取ることにした。
とは言っても、結構疲れた。
雨が上がった後は食事に。
しかし食事中にまた土砂降り。
待っても上がりそうにない。
暗くなってきたし、仕方ないので走ることに。
何で傘を宿に置いてきてしまったのか。
走っていると、またしてもtuk-tukという障害が。
もう完全無視。
ただウザいやつはいるもんだ。
追いかけてきて道をふさぐように何か言ってくるやつ。
「No,thank you!」って言ってかわしていくと、後ろを走っていたかすみを捕まえようとする。
めっちゃ怒鳴ってしまった。
そしたら俺は優しさで言ってるんだぜみたいなことを言っていた。
じゃあ、邪魔すんな。
宿について早々に寝てしまった。(俺だけ)