DERINKUYUの地下都市へ行く。
カッパドキアには『レッドツアー』、『ブルーツアー』、『グリーンツアー』という3つのコースがあるようだが、ここは『グリーンツアー』に含まれる観光地だ。
宿にチェックインした時にオーナーにグリーンツアーの説明をされたんだが、回る順番は地下都市の後にランチと言っていた。
ツアー客と同時にならないよう昼の到着を目指すことにした。
まず、明日空港へ行く為のバスを調べることにした。
バス会社が複数並んでいるので順番に聞いていく。
空港までダイレクトに行けるシャトルバスがあった。
しかも、ここに来る時、3つのバスに乗り合計が28TLだったが、それよりも安く済んでいる。
それを使って空港に向かうことにした。
一人25TL。
ついでにDERINKUYUへ行くバスを教えてもらう。
まずNEVŞEHIR行きのバスに乗り、NEVŞEHIRで乗り換えるようだ。
バスは30分おきに出発するそう。
きれいな街並みの中をバスが進む。
開発中の地域なのだろうか。建設中のビルが目立つ。
バスの添乗員が、道の反対側で待てば10分後にDERINKUYUまでのバスが来ると教えてくれた。
乗客は我々以外、誰もいない。
スタッフが2名、乗客が2名だ。
一人、6TL。
添乗員に払う。
NEVŞEHIRまでの道のりとは違い、かなり田舎になったようだ。
何もない大地の中をバスが進んでいく。
途中、ガソリンスタンドに寄る。
海外ではバスが客を乗せたままガソリンスタンドに寄るのは普通らしい。
何度目の経験だろうか。
ガソリンスタンドを出発し、信号待ちのタイミングでドライバーが消毒液のようなものを手の平に出してきた。
スズランの香りがする。消毒液っぽい匂いはしない。
途中で乗ってきた他の乗客もいたが、我々にだけだ。
何なん、これ?
バックパックは禁止らしい。
我々のバックパックはいいんだろうか。
ちょっと不安だったがバックパックについては何も言われず、チケットを買うことができた。
きっと、大きいバックパックがダメだということだろう。
中に入るには、自動改札のようなゲートを通る。
チケットのバーコードをかざすと通過できる。
地下はかなり狭い。
横幅がないところや、高さがないところ。
横幅のある人は腕のあたりが汚れていた。
高さがなく、身をかがめて通る際、バックパックが天井に擦る。
確かに大きなバックパックは持って行かない方がよい。
最後、出口へ向かう階段を上がることになるのだが、かなり低い。
身をかかがめて登る。
登り切ると皆息を切らしている。
年配の方にはかなり過酷な観光地のようである。
いつの時代に誰が住んでいたのか謎らしいが、とても興味深い場所だった。
しかし、この街はかなり寂れた雰囲気だ。
観光客こそ来るものの、宿泊するほどの観光地でもないのだろう。
過疎化が進んでいるのか、若者は少ないように見える。
近くに教会があったので敷地内に入ってみたが、すでに廃墟となっているようだった。
壁には落書きがされ、鐘も無くなっている。建物には鍵がされ閉ざされていた。
この街には他に何もないようだ。
中途半端な時間になりそうだったがギョレメに帰ることにする。
40分程でNEVŞEHIRに到着し、乗り換え。
ギョレメ行きのバスの時刻表はどれなのか分からない。
日本人と分かると話し掛けてくるトルコ人がいたので、時刻も聞いてみる。
16:00にバスが来るとのこと。20分程、待つ必要があるようだ。
乗り込むと見覚えのあるドライバーと添乗員。
来る時、ギョレメからここまで乗ってきたバスと同じスタッフに見える。
トルコ人の顔が同じに見えてるだけだろうか。
朝撮った写真と今の写真でバスのナンバーを確認すると、確かに同じバスのようだ。
無事、ギョレメに帰ってこれた。
宿のオーナーが言っていたが、カッパドキアを訪れた日本人観光客が選ぶ最も良かった観光地は地下都市だそうだ。
地下都市もよかったが、我々は地下都市よりもトレッキングだった。
楽しすぎて、もう一日トレッキングをしたいぐらいだ。
夕食は昨日と同じPottery Kebab。
もう一回、どうしても食べておきたかった。
本当においしい。
どう表現していいか分からないんだけど、おいしい。
日本に帰って自分で作ってみたいができるだろうか。
まず、壺の代わりになるものが必要だ。
私の家族は伊賀焼きが好きで、私自身も『ふっくらさん』という商品を使っているんだが、伊賀焼でこんな形の商品も発売してくれないかな。
あ、割らなくてもいい形で。
カメラの三脚の袋が破れたので、宿で補修をする。
毎日、何回も出し入れしているとこんなこともある。