今日はアテネのアクロポリスへ行く。
宿から近いピレウス駅へ。ここからモナスティラキ駅まで行く。
チケットは一律1.4ユーロ。
券売機は小銭しか使えないようだ。
小銭が足りなかったので窓口で購入。
ピレウス駅は地上駅らしい。メトロだと思ったのだが。
車両は落書きだらけだ。外側だけでなく中も落書きがされている。
モナスティラキ駅に着いた。ここも地上駅。
結局、地上しか走っていない。メトロって、地下鉄じゃないの?
札幌の地下鉄も南北線は平岸駅から真駒内駅までは地上駅だが、そういうこと…?
まず駅の側には図書館。
入場料が必要。
全ての遺跡に入れるチケットも30ユーロで売られているが、我々はアクロポリスだけでいいと思っているので、ここは外から見るだけ。
アクロポリスを目指して歩いていくと次はローマ時代のアゴラがある。
ここも外から見るだけ。
丘を目指して登っていく。
道は分かりにくい。
周りを見ても迷ってる人が多い。
誰かの家の階段じゃないのか?っていう階段を通りながら向かう。
猫が寝ている。
このあと子供達に起こされ迷惑そうにしていたが。
記念撮影なんかできそうにないぐらい人がいる。
その中でも中国人や白人はお構いなしでポーズきめてるが。
ちょっと難しい。
プロピレアを抜けると、そこは
もうね、これは仕方ない。
だって1983年からずっと工事してるから。
とは言ってもなんだかなーって感じ。
色が白いところはパーツが無くて復元したところだろう。
つぎはぎだらけだ。
火薬庫なんかに使うから…
しかし入場してからここまで本当によく滑る。足元の岩は見るからに滑りそうだ。
「Very sriply! Be careful!」って会話が頻繁に聞こえてくる。
私も一眼レフを手に持ったまま滑って転びそうになり冷や汗もんだった。
かなり、やばい。
お分かりいただけただろうか?
アクロポリスに聖闘士星矢のTシャツを着てくるだけでも頭おかしいのかな?って思っちゃうのに、彼はフィギュアまで持ってきているのだ。
そして私にそれを持たせてくるのである。
なんという変人ぶりだろうか。
アクロポリスを見上げながら「沙織さーん!!」って叫んでいる私など、まだまだ正常の範囲内だろう。
聖闘士星矢のTシャツを着て、ペガサスのフィギュアを持ってきている彼だが、女性とここを訪れていたのには驚きだ。
しかし、その女性は少し距離を置いて、めちゃくちゃ呆れ果てた顔で我々を見ていたのは笑える。
やっぱ、嫌なのね。
丘の周りは一周することができる。ノーススロープからサウススロープへと一周してみる。
途中、洞窟がある。『ゼウス洞窟』とか、そんな名前がついていた。
聖闘士星矢のTシャツを着て、ペガサスのフィギュアを持ってくるような変人にも会えたので満足してモナスティラキ広場に戻ってきた。
アクロポリスを見上げながらビールなんて贅沢だな。
次はかすみの希望で国会議事堂へ。
衛兵交代式を見るためだ。
国会議事堂へはモナスティラキ広場から東へまっすぐ歩いていくだけだ。
『極度乾燥(しなさい)』
旅してると、たまにこれを着ている人を見かけるんだが、これ何なん?なぜに命令形?
始まるまでしばらく待つ。
始まる時は交替する衛兵の上官(?)が見学者に「もっと下がれ」とか「道あけろ」とか指示してくる。
交替する衛兵が見学者の後ろから登場するので、真ん中は道をあけておくみたいだ。
格好はかわいい。
女性の見学者が多いのは、制服のせいだろう。
個人的な感想としては台北忠烈祠の衛兵交代式の方がすごいと思う。
ここの衛兵、立ってる間、瞬きしてるしね。
台北忠烈祠の衛兵は瞬き一つせず、微動だにしない。人間の生理現象すらも超越してる感じだった。
もちろん交代式はタイミングにズレなんてなかった。
ここは結構ズレてて…
台北忠烈祠を見たことある人だと、ちょっと。