7:00、パリのガリエーニ・バスターミナルに到着。予定より30分早く到着したようだ。
バスの中でネットができなかったので、とりあえずMacDonaldへ。
しかし、繋がらない。
営業時間外ってエラーになる。
俺の飲んでるコーヒーは営業してるから出してくれたんですよね!?
とりあえず路線図見てメトロでルーブル美術館を目指すことに。
メトロは回数券の方がお得らしい。
普通に買うと1.9ユーロだが、10枚で買うと1枚あたり1.45ユーロになる。
しかし回数券を買うつもりが買えない。
券売機によって札が入るタイプと、小銭だけのタイプがあるようだ。
札が入る券売機がエラー画面になっていて、小銭のない人達が困り始めた。
カウンターには職員がいなくて騒ぎ始める人々。
ちょっとした暴動になってて朝からビックリだ。
そんなんだから職員も出るに出られなかったんじゃ…?
我々も回数券が買えず、仕方ないので普通のチケットを1.9ユーロで買った。
Palais Royal Musée du Louvre駅に到着し、まずロッカーを探す。
スーツケースを何とかしたいのだが…、
ロッカーがない!
職員に聞いてみると路線図とか地図をプリントアウトして出してきた。
もうこの時点で、「あ、いいです」って言いたくなった。
この駅にはロッカーがないことは理解できた。
ただ申し訳ないので説明を聞いてみる。
メトロ乗ってHôtel de Ville駅まで行って乗り換えてArts et Métiers駅まで行き、プリントアウトした地図を見て歩いていけばシティロッカーがあるよってことらしい。
どうやらパリには『ロッカー』という文化はないらしい。
メトロ乗りついでロッカーに行くなら、予約した宿に行って預かってもらうが、そんな時間もないのでスーツケースを持ったままルーブル美術館へ。
空港にあるような測定するための枠も置いてある。
しかし、この枠にスーツケースは入らない…
もしダメだったら宿に一度行き預かってもらって出直すしかないか…
他にもスーツケースを持った人もいるし大丈夫だろうと言い聞かせ並ぶ。
9時になり行列が少しずつ進みはじめる。
もう少しでピラミッドに入れる!というところでスーツのスタッフに呼ばれた。
スタッフがバッグの測定する枠を運んできた。
やっぱりダメなのか…。
枠には入らないのは、もう知ってるんだよ…。
しかし、そのスタッフ、枠には入れず、横に置いてじっくり見ている。
??
「OK!」
え、まじで?やった。OKって!
列に戻る。
後ろに並んでいた人達から暖かく『おかえり』をされた。
ピラミッドに入るとまずセキュリティチェック。
あ、スーツケースにビクトリノックス入ってるなー。
またしても不安が。
が、問題なく通過。
そして、スーツケース…、
入った!!
このロッカーに入るかどうかをスタッフは見極めていたのだろうか?
このスーツケースは厚み255mm程。
必要なものだけもって、バックパックもロッカーへ。
モナ・リザがこれだけ並ぶと、ちょっと不気味に見えてしまうな。
本物は楽しみだ。
とりあえず、人で混雑する前にモナ・リザを目指すことに。
モナ・リザ矢印に従い進んでいくと、サモトラケのニケ発見。
すでにすごい混雑だ。
何とか前の方へ行き、見ることができた。
朝よりも人が多くなっているような…。
世界で最も多い入場者を誇る美術館だ。
そりゃ人は多いよね。
で、騒がしいよね。
なんというか、芸術を楽しむ雰囲気じゃないよね。
中国人の団体とか騒ぎ過ぎだし、中国人か韓国人の男性は白人の女の子を無許可で撮影しまくって怒鳴られてるし、もう美術館のイメージからはかけ離れた空間が出来上がってるもんね。
これなら札幌芸術の森美術館に展覧会を見に行った方が楽しめるな~って思っちゃうよね。
もっと感動できるかなーって思ったんだけど、混沌とした空間に驚いただけで芸術に触れた時の感動とか一切なかったわ。
ただ『行ってきました』という事実だけを手に入れた感じ。
海外には美術館でのマナーとか、そういうのはないんだっけ?
そういう人間らしさを求める方が間違ってるのか。