三泊させてもらったヴェニス細川屋をチェックアウトする。
今夜から個室はすでに予約が入っており延泊することができなかったからだ。
かすみの体調はかなり回復したが、まだドミトリーではなく個室の方がいい。
ヴェニス細川屋のサービスで三泊以上すると空港送迎が片道無料だそうだ。
今夜から別のホテルになるわけだが、エジプトを離れる際にそのサービスを受けられるか聞いてみるとOKとのことだった。
出国の際は利用させてもらうことにした。
かすみの体調もあるので早く宿に行きたいところだが、まずは保留となっていたプリペイドsimを買いに行く。
ヴェニス細川屋から一番近いショップはORANGEというショップだそうだ。
徒歩1分。
ここで手続きをしてプリペイドsimを手に入れる。手続きは簡単に終わった。
1.25GBで25ポンド。
日本円で170円以下。かなり安い。
3時間後に使えるようになるとのこと。
予約しておいた近くの宿へ向かう。
Google Mapを見ながらでも見つけにくい宿だ。
途中、現地の人に聞くと、もう少し先だと言われ道を進む。
しかし、さっぱり分からない。
どうしようかと考えていると先程教えてくれた人が追いかけてきた。
どうやら間違えて教えたらしく我々を追いかけてきてくれたようだ。
そして宿の前まで案内してくれた。
エジプト人って、本当いい人が多いなと感じる。
到着した宿は…
午後２時前だったが、オーバーブッキングで部屋がないとのこと。
旅に出る前は、予約していても部屋がないってことはごく稀に起きることだろうと思っていたが、思っていた以上によくあるようだ。
仕方ないので近くの値段は同じ宿を紹介してもらう。
The Australian Hostelという宿。
かなりキレイな宿だ。旅っぽくないが、多くのバックパッカーが宿泊している。
これで一人あたり900円程度と考えると得だろうか。
夕方、スマホにsimを入れてみる。
設定は自動的にされたようだ。
しかし繋がらない。
設定等確認してみるが問題なさそうだ。
店員も特別なことは何も言ってなかったはずだ。
アラビア語のページが表示されたが、何が書いてあるかさっぱりだったのでGoogleで翻訳してみる。
名前や国民IDを入力するよう記載されている。
これはアクティベーションのようだ。
国民IDは必須項目。
自分ではどうしようもできなさそうなので、再度ショップへ。
先ほどの店員はおらず、他の店員が対応してくれた。
何を苦戦しているのか分からないが、結局30分以上かかったうえ別の電話から電話をしてアクティベーションしろ、と。
別の電話って…。
対応にイラつきを隠せない。
俺たちは他の電話を持っていないから、あなたがやってくれ！と言って無理矢理やってもらった。
店員苦笑い。でもやってくれた。
使えるようになるまで、かなり苦労した。
ORANGEという携帯会社はちょっと苦労するかも。
