バルセロナ=エル・プラット空港のカフェで一泊。
早朝、警備員らしき女性に起こされた。
何か言っていたが寝ぼけていて、よく覚えていない。
怒られたとか、そういうことではないが。
昨夜寝る時、カフェ周辺は全然人がおらず閑散としていた。
誰もいないカフェで二人で寝た。
起きると、足元で黒人女性が寝ていた。周りをよく見てみると、全ての席で人が寝ているんじゃないかってぐらいの人が寝ていた。
警備員の女性は全員起こして回っている。
目を覚ますことなく、無防備に寝ていたことになる・・・。
唖然とした。
かすみが言うには夜中にも警備員が2名来たらしい。その時は体調を気遣ってくれたそうだ。
それも全く気付いていない。
空港からはバスで市街を目指す。
空港のインフォメーションで確認する。
バス停は駐車場を越えた先にあり、そこから16番のバスに乗ればいいらしい。
外は、とにかく暑い。
風がね、熱風なの。
しかし、時刻表とかそんなものは何もない。
いつ来るのかさっぱりだ。
インフォメーションで場所聞いた時に次のバスの時間も確認しておけばよかった。
バスは次いつ来るか分からないのでターミナルに戻ることもできない。
炎天下の中、木の陰でひたすら待つ。
本当に暑い。風がなくても辛いが、風が吹いても熱風だ。
おそらくタイミングが悪かったんだろう。
我々は1時間近くも待つことになった。
反対車線で乗客を降ろした後、こっちの車線にまわってくる。
まず運転手にフェズ駅に行くバスかを確認する。
が、英語が全く通じず苦労した。『station』も通じないのかよ…。
チケットは運転手から購入。1人4DH。48円程度だ。
シートなんて布は剥がれてるし、砂というか埃というか溜まってるし。
これはスリランカのバスよりひどい。
現地の人は全く気にせず座ってるみたいだけど。
我々もいちいち気にしていたら旅なんてできないので座るんだけど。
ここからブージュルード門の近くを通るバスを探す。
フェズ駅を出て、通りを右に行くとバスターミナルがある。
このバスターミナルの場所を教えてくれた人はタクシー使った方がいいよ、と。
タクシーはあまり好きじゃないんで、聞き流してバスターミナルに来てみた。
バスの運転手にブージュルード門の近くを通るバスは何番か聞くと、
「タクシー使った方がいいよ!」
ほう。これは初めてのパターンだ。
いつもタクシーの運転手が寄って来て嘘言ったりするから、タクシーは無視してバスの運転手に質問するんだが、そうすると普通ならどのバスか教えてくれる。
それなのに、今回はバスの運転手にタクシーを勧められるとは…。
10番のバスがブージュルード門の近くを通るとも教えてくれたが、執拗にタクシーを勧めてくる。
本当に気味が悪いんだが…。
「バスだと、1人4DHだから2人で8DH。相乗りタクシーを使えば、8DHで行ける。」と言ってくる。
もう分かったよ!!タクシーで行ってやるよ!!バス乗ってやんねーよ!!
フェズ駅の前で他の人がどうやって相乗りタクシーに乗るのかを、まず見る。
既に1人か2人乗っているタクシーが来ると手を挙げて止める。
そして行先を告げて、通り道なら乗せてもらえる。
方向が違うと断られるようだ。
1人も乗っていないタクシーはスルーしているようだ。
同じようにやってみることにした。
既に2人乗っているタクシーは断られた。
どうやら運転手を除いて3人までしか乗せないようだ。
つまり我々は1人だけ客が乗っているタクシーを捕まえる必要があるみたいだ。
行先が違うようで何度も断られるが、やっとOKしてくれるタクシーに出会えた。
ブージュルード門へタクシーで向かう。
そして、ブージュルード門に到着。
料金は….、
9DH!!
聞いていたのより1DH高いが問題ない!!
これがフェズ流の移動手段か。
宿にチェックイン後、ブラブラしてみる。
ハエも多い。
このハエの中で食事は大変だなーと思っていたが、食事が運ばれてくると、ハエがいなくなった。
香辛料か何かにハエよけの効果があるんだろうか?
ハエは来なくなったが猫がクレクレって足元に纏わり付いてくるようになった。
モロッコと言えばタジン。
日本でもタジンはよく見かけるようになったが、まだ食べたことがなかった。
感想は…、
伊賀焼のふっくらさんの方が、断然美味しいと思う!
形が似てるから、どうなのかな?って以前から思ってたんだけど、ふっくらさんの勝利かと…。
ふっくらさんで料理した時の感動の方が大きかったな。
個人的な感想です。