4月6日 0:30の夜行バスでブカレストへ向かう。
ブカレスト到着後は、すぐにブラショフへ向かう予定だ。
遅くに行動するわけにもいかないので22時前にはソフィア中央バスステーションに到着。
ターミナル近くにスーパーマーケットがあるとうれしい。
飲み物などを買い込み、バスの出発までターミナル内のベンチで待つ。
再度、BILLAへ。0.19BGNで買えるものなんてあるだろうかと探してみると…
ピッタリだ。どうしても残りがちな小銭をキレイに使い切ることができた。
日付が4月6日に変わり、時間になったので夜行バスに乗り込む。
バスに乗り込むとすぐに眠ってしまったようだ。
休憩もあったようだが、バスを一度も降りることなく、ブカレストのFilaret Stationに到着。
時刻は7:30。
バスターミナルというか、バスが数台停まっているだけの空地のような場所に降ろされた。
元々は鉄道の駅だったらしいが、入れなさそう。
周りには全く人はいない。ATM、Exchangeも見当たらない。早朝だからかな。
タクシーは声をかけてきたが、現地通貨を持っていないし、歩いてメトロを目指す予定なので断る。
メトロのピアツァ・ウニリイ駅へ向かう。
途中見かけたコルベット。こういうのを見かけるとつい写真を撮ってしまう。
ルーマニアで見かけた初めての日本車は、SUBARU フォレスター。
ブルガリアと同様に、ここもスバルは多いのだろうか?
ATMがあった。外に設置されたATMは使いたくないのだが、早朝なので他にATMは見つかりそうにない。
外とは言っても銀行の外に設置されたものだし、現地人も並んでいる。
今日はブラショフまで移動するし無駄に時間を潰すわけにもいかないので、ここで現金を手に入れることにする。
最低限、カード挿入口のチェックなどはしておく。
現地通貨を手に入れた。
どこのパン屋も行列ができている。
仕事に向かう前に食べる朝食だろうか。
切符は2回分での販売のみで1回分では買うことができない。
1回しか乗る予定のない我々は損をするなーと思っていたが、2人で一枚の切符を使うことができるらしい。損はなかった。
通勤ラッシュ時だったのだろうか。
物凄い満員電車だ。スーツケースとバックパックの我々はとても邪魔そうな目で見られる。
GARA DE NORD駅に到着。
降りるのも一苦労だった。
ブカレスト北駅は治安が悪いので有名らしい。日本でも有名になったマンホールの住人たちだ。
メトロのGARA DE NORD駅からブカレスト北駅はほぼ直結だが、地上を少しだけ歩く。
道路を見ると中央分離帯の中に噴水があり、その傍に塞がれたマンホールがある。(写真はない)
ブラショフへ向かう電車には『IR』と『R』という二種類が存在するらしい。
『R』の方が安いのだが、我々がウロウロしている間にちょうどいい時間の『R』の電車は出発してしまったようだ。
次の『R』まではかなり待つことになりそう。
時間ぐらい調べておけばよかったのだが、仕方ない。
ちょっと高いが『IR』の切符を購入。
10:00ブカレスト発、12:45ブラショフ着のIR1621。
1人48.60Lei。1300円程度。
時間までマクドナルドで休む。
駅構内にあるので待つにはちょうどいい。KFCもある。
マクドナルドのトイレはナンバーロックがかかっている。
レシートに記載されたナンバーでトイレに入ることができる。
ヨーロッパではよくあるパターンのトイレ。
先頭車両の写真を撮りたかったが、かなりホームの先のようなので隣のホームに停まっていた別の電車を撮影。
車両はコンパートメントタイプだ。
客室に入るとすでに年配の女性が2人いた。
軽く挨拶をする。
出発し、しばらくすると話し掛けてきた。
2人は姉妹だそうだ。
どこから来たのか聞かれたので、日本と答えると、
妹だと言った女性が「日本には2回行ったことがある。」と。
1980年代に神戸に行ったそうだ。Gymnasticsのjudgeとして。
体操の先生もしていたそうだ。
聞き間違いでなければナディア・コマネチにも教えたと言っていたような…。
体操のジャッジを務めた人って、すごい人と一緒になったなー。
「もう一回は東京。東京オリンピックがあったでしょ。」って。
それもジャッジの話かなーと思って聞いていた。
そして女性は東京に行った話はあまり詳しくは話したくなさそうに感じたので、あまり深くは聞いたりしなかった。
その女性は現在75歳だそうだ。
よくよく考えると、東京オリンピックの時は23歳ぐらい?
それってjudgeではなく選手だったのか?と、今になって思う。
神戸って1985年の『夏季ユニバーシアード』って大会だろうか。
東京オリンピックにルーマニア代表で出場して、神戸で開催された国際大会でjudgeを務めた女性っているんだろうか?
いるとしたら、誰なんだろう。
名前ぐらい聞いておけばよかったなと後悔。
おばあさん、あなたは誰だったんですか?
ブラショフに到着。
2人に挨拶をし、電車を降りる。
ルーマニアは自動販売機が多くあると聞いていたが、生絞りジュースまで自動販売機とは。
カウンターでバスの切符を購入。一律で1人2.0lei。メトロ同様、1枚で2回分、2人で1枚の切符を使うことができる。
行先を確認する。宿の近くの”N. Balcescu”というバス停を目指す。
Casa Tereziaという宿。
宿のマスターが地図をくれた。スーパーやおすすめのお店を書き込んでくれる。とても優しい。